2009年01月29日
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デオキシスと仲良くなってしまう夢のようなエピソード!?

Written By: トーノZERO連絡先

 トーノZEROのアニメ感想です。

 今日のポケモンDPの感想。

サブタイトル §

「ピカチュウ・ポッチャマ漂流記!」

あらすじ §

 ロケット団に誘拐されたピカチュウとポッチャマは途中で遭難し、無人島に流れ着きます。そこでは、雷に打たれてマユとなったデオキシスを復活させようと、隕石のカケラをマユのまわりに集めるポケモン達がいました。ピカチュウとポッチャマはそれに協力します。

 そこにロケット団が再登場し、ピカチュウとポッチャマを襲います。そこにジュンサーの船に乗ったサトシ達が駆けつけます。ロケット団は撃退され、復活したデオキシスが彼らを護ります。

 デオキシスは飛び去り、サトシ達はアケビタウンに向かいます。

感想 §

 「迷子のホエルコ!」と似たところがありますが、これも良いエピソードです。

 ポケモン達はデオキシスを助けるという1つの目的で協力し、そして復活したデオキシスは彼らを護ってくれます。信頼と友愛の物語といえます。

 「迷子のホエルコ!」ではサトシがポケモン達と協力しましたが、ここではピカチュウとポッチャマが協力します。そして、全てのポケモンが仲間ではない点も「迷子のホエルコ!」と共通します。

 しかし、同じ話が反復されているわけではありません。

 ここでは、デオキシスという不思議な存在との間にも、信頼や助け合う関係を築くことができる可能性が示されます。それは別の種類の夢であり、素晴らしいことだと思います。

もっと感想 §

 今回、個人的に見所だと思ったのはサトシ、ブイゼル、ムクバードです。

 さらわれたピカチュウとポッチャマを追ってためらいなく海に飛び込むサトシ。ポケモンにだけ肉体労働をさせません。ここは本当に「おおっ」と思わせる意外な展開です。

 そして、海に飛び込んだサトシに対する責任を背負うブイゼル。そう。彼はサトシの命令通りに動くコマではなく、自立的にサトシに対する責任を自分で背負います。だから、サトシを牽引して泳ぐだけでなく、サトシの息が切れたと気づくと即座に水面に連れて行きます。この瞬間、ブイゼルは指示を待つのではなく、自分で優先順位を付けてピカチュウ追跡ではなくサトシの息を確保します。

 ちなみに、水面に上がったサトシの濡れ髪の描写もいい感じ。

 更に、2人だけで探索に出たブイゼルとムクバードですが、指示を待たずにきちんとそれぞれの役目を果たしているとも良い感じです。

 つまりですね。

 この描写で明らかになったことは、サトシのポケモンの育て方です。サトシはポケモンを命令服従の対象ではなく、自分で判断して自立的にその場でなすべきことを決定して実行できる存在に育て上げています。そして、そのような自立的な存在だからこそ、デオキシスを助けようとしたポケモン達のリーダー格のヘイガニや、デオキシスとも友情を得ることができたのでしょう。

 サトシはポケモンを育てるという意味では、良い仕事をしているのだと思います。

今回の一言 §

 実はけっこうヘイガニも好きかも。ヘイ!ヘイ!ヘイ!!